2013年4月8日月曜日

15年目の集まり (2010/01/19)

1月16日 
ISI(インドネシア芸術大学)のヘルサパンディ先生とスリ・ヘンダルト先生が我が家へ泊りにきた。お二人とも政府のプログラムで日本へ調査に来られた。この日は,マルガサリの練習にきて,そのまま我が家へ。とても寒いので、電気カーペットの上に布団を敷いて寝てもらった。 

1月17日 
6時頃から,となりでモゾモゾ聞こえる。起きていくと先生たちが震えていた。電気カーペットが6時間タイマーで切れたのだ。説明したんだけど,忘れてしまったようだ。ストーブをつけて,ジャワティで暖をとる。僕は、もう一眠り。もう一度起きて,家の前に出る朝市へ。寒い。この日は夜に集まりがあって,豚汁を作ることになっていたので,材料を購入。大根,人参,特大ごぼう,ネギ,里芋,椎茸,近所のおばあさんが作っている味噌と漬け物。ついでに餅も買った。後,厚揚げも買いたかったので,近所のたまご屋さんへ行くために,車に乗った。温度計はマイナス4度。9時前なのに・・・。たまご屋さんには、たまご以外にも,鶏肉や地元野菜などが売られている。しめじと厚揚げを購入。家へ戻って,ストーブで餅を焼いて食べる。ジャワの先生たちは家の中なのに毛糸の帽子をかぶっている。キャンプみたいで楽しい。朝食後,先生たちを大阪市大のゲストハウスまで送って行く。 

15時、六甲アイランドにある神戸ベイシェラトンへ。3月に、ホテルとインドネシア領事館の共催で,ジャワの結婚式をテーマにしたパーティをするので、その打ち合わせ。3月13日(土)の昼間にランチパーティ。詳細が決まれば,またお知らせします。 

17時,三宮から南へ下ったフェリーターミナルにあるQ2へ。神戸の震災を契機として生まれたグループ、アクト・コウベの集まり。マルセイユのベーシスト、バール・フィリップさんが神戸のニュースを見て,義援金集め、困っているであろう神戸の芸術家にカンパを持って来た。そのことをきっかけにして生まれたアートに関わる人たちのグループ。僕とイウィンさんも2000年から参加している。最近は、ほとんど活動を起こっていないが,15年を記念して久々に集まった。 

僕が届けておいた野菜は,すでに下準備が終わっていた。料理やお酒を持ち寄ってのパーティになった。バールが呼びかけて出来たアクト・コウベ・フランスのメンバーのアラン・パパローンさんがスカイプでつながっていたので、豚汁の匂いを味わってもらった・・・。ひとしきり料理を食べた後,HIROSさんが何かすっぺか、佐久間君、といって石笛を吹き出した。ボウォボウォと炎のような低い音が鳴りはじめた。僕ものっそりと動き始めた。僕の左手でも,誰かが踊りに加わった。ヤンジャさんだった。3人で,結構長く、パフォーマンスをした。 


1995年1月17日のことも思い出した。 
20代半ばだった僕は,5年半通った大学をやめて,バイク便で働きながら留学の資金をためていた。連休明けのその朝,家は結構揺れたが,大阪市北区にあった事務所へバイクで出勤した。次次と被害が伝わるニュースを聞きながらも仕事をしていた。夕方になると,神戸の病院へパンと水を運んでほしいという要請が入った。何台かのバイクを連ねて,夕方、長田にあった鐘紡病院へ向かった。すごい風景だった。それから半年間,大阪ガスとか関西電力とかいろんな関係の荷物を運ぶために,毎日何度も神戸と大阪を往復した。その年の8月、ジャワ留学へ旅立つ直前まで,そんな日が続いた。 


1月18日 
朝から,大阪芸大へ。木曜日にある七ツ矢博資先生の退官記念コンサートのリハーサルがあった。ガムランの曲も書いている作曲の先生。コンサートは、無料で一般公開されているとのことなので,情報を書いておきます。 

日時:1月22日(木) 13時20分~14時50分 
会場:大阪芸術大学 3号館ホール 
お問い合わせ:大阪芸術大学音楽学科 担当:檜垣智也、谷垣麻貴 
       0721-93-3781(内線:3435) 

レクチュア 「20世紀初頭のある断面~和声における色彩と機能」ードビュッシーとシェーンベルク 
コンサート  
1 「に・じ・む」~独奏サイバー尺八のための~ 
   サイバー尺八:志村禅保 コンピュータ・プログラミング/音響技術:加登匡敏 
2 「すれ合う伝統~ピアノ,ガムラン楽器と2人のだんさーのための~ 
   ピアノ:加納くみ子 ガムラン楽器:細田真平 バレエダンサー:松島あい ガムランダンサー:佐久間新 

よろしければぜひ。鬼になって踊ります。

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